ナミマチブログ

知られざるサーフィン大国

知られざるサーフィン大国

Kanenari Sakamoto

前回は、僕が暮らすタラナキと「BeStoke Taranaki Surf House」について紹介しました。 今回は、少し視野を広げて、ニュージーランドのサーフィンの魅力について。 ニュージーランドは、日本の約7割ほどの国土に約530万人が暮らす、海に囲まれた島国です。 人口密度が低く、長い海岸線には数え切れないほどのサーフポイントがあります。 世界的に有名なのはRaglan(ラグラン)コンスタントに波があり、条件が揃えば非常に長いポイントブレイクを楽しめます。実際にWSLの大会が開催されるほど世界的にも知られた場所です。 でも、ニュージーランドの魅力はラグランだけではありません。 まだ知られていないポイントや、ローカルだけが知る場所もたくさんあります。 僕自身、タラナキに10年以上住んでいますが、いまだに行ったことのない(行き方が分からない)ポイントがあります。中には農場の牧草地を通らないと行けない場所もあり、牧場主との信頼関係が必要なポイントもあります。 最近はSNSやで情報が広まり、ローカルの場所にもビジターが増えています。勝手がわからず牧草地のゲートのロックが不十分で牛が逃げてしまったトラブルも耳にします だからこそ、土地や牧場主、ローカルへのリスペクトがニュージーランドのサーフィンではとても大切です。 そして、もう一つの魅力が「人」。 ニュージーランドの国民性は穏やかで人懐っこく、海では初対面でも自然に波の話をしたり、ガソリンスタンドで知らない人と朝から波情報を交換したりします。 スーパーや街中で知らない人と5分、10分話し込むことも珍しくありません。 先住民族マオリの文化にも、土地や海、自然とのつながりを大切にする考え方があります。 こうした自然との距離の近さ、人との距離の近さは、日本人にもどこか心地よく感じられる部分だと思います。 ニュージーランドのサーフィンは、ただ波に乗るだけではありません。 海に入り、自然を感じ、地元の人と話し、その土地の空気を楽しむ。 「まだこんな場所があったんだ」 そんな感覚を味わえるのが、ニュージーランドのサーフィンの魅力です。 そして次回は、そんなニュージーランドの中でも、僕が暮らすタラナキのサーフィンについて、もう少し深く紹介していきたいと思います。

知られざるサーフィン大国

Kanenari Sakamoto

前回は、僕が暮らすタラナキと「BeStoke Taranaki Surf House」について紹介しました。 今回は、少し視野を広げて、ニュージーランドのサーフィンの魅力について。 ニュージーランドは、日本の約7割ほどの国土に約530万人が暮らす、海に囲まれた島国です。 人口密度が低く、長い海岸線には数え切れないほどのサーフポイントがあります。 世界的に有名なのはRaglan(ラグラン)コンスタントに波があり、条件が揃えば非常に長いポイントブレイクを楽しめます。実際にWSLの大会が開催されるほど世界的にも知られた場所です。 でも、ニュージーランドの魅力はラグランだけではありません。 まだ知られていないポイントや、ローカルだけが知る場所もたくさんあります。 僕自身、タラナキに10年以上住んでいますが、いまだに行ったことのない(行き方が分からない)ポイントがあります。中には農場の牧草地を通らないと行けない場所もあり、牧場主との信頼関係が必要なポイントもあります。 最近はSNSやで情報が広まり、ローカルの場所にもビジターが増えています。勝手がわからず牧草地のゲートのロックが不十分で牛が逃げてしまったトラブルも耳にします だからこそ、土地や牧場主、ローカルへのリスペクトがニュージーランドのサーフィンではとても大切です。 そして、もう一つの魅力が「人」。 ニュージーランドの国民性は穏やかで人懐っこく、海では初対面でも自然に波の話をしたり、ガソリンスタンドで知らない人と朝から波情報を交換したりします。 スーパーや街中で知らない人と5分、10分話し込むことも珍しくありません。 先住民族マオリの文化にも、土地や海、自然とのつながりを大切にする考え方があります。 こうした自然との距離の近さ、人との距離の近さは、日本人にもどこか心地よく感じられる部分だと思います。 ニュージーランドのサーフィンは、ただ波に乗るだけではありません。 海に入り、自然を感じ、地元の人と話し、その土地の空気を楽しむ。 「まだこんな場所があったんだ」 そんな感覚を味わえるのが、ニュージーランドのサーフィンの魅力です。 そして次回は、そんなニュージーランドの中でも、僕が暮らすタラナキのサーフィンについて、もう少し深く紹介していきたいと思います。

大人のホームステイ 後半

大人のホームステイ 後半

Kanenari Sakamoto

前編では、僕たちが考える「大人のホームステイ」について書きました。 後編では、実際にタラナキでどんな時間を過ごしてもらいたいのか、少し具体的に紹介したいと思います。 BeStoke Surf House ここでの過ごし方に、決まったスケジュールはありません。 朝起きて波をチェックして、波が良ければサーフィンへ。 海がダメならゴルフへ行ったり、近くの町でコーヒーを飲んだり、家でゆっくり過ごしたり。 天気が良ければ、山にハイキング日行ったり。もしくは、ただ外でビールを飲みながらゆっくりする。 そんな一日もいい。 観光では見えないもの 旅行で訪れるだけでは、なかなか見ることのできない「普通のニュージーランドの生活」 スーパーへ買い物に行ったり、家で一緒にご飯を食べたり、近所を散歩したり。 特別なことではないけれど、そういう何気ない時間こそ、その土地を知るきっかけになると思っています。 そして、何日かここで過ごしているうちに、最初は気になっていた「何もしない時間」が、だんだん心地よくなってくるかもしれません。 帰る頃には タラナキで過ごす時間が終わって、日本へ帰る。 また仕事が始まり、いつもの生活に戻る。 でも、以前とは少しだけ違う景色が見えるかもしれません。 「もう少しゆっくり生きてもいいのかもしれない」 「またニュージーランドに来たい」 そんな小さな変化が一つでも残れば、それだけでこの旅には意味があると思っています。 旅に出る理由は、何か特別なことをするためだけじゃない。 いつもの自分を、少しだけ変えてみるため。 そんな大人のホームステイを、タラナキで始めてみませんか。 BeStoke Taranaki Surf House|料金 料金はできるだけシンプルにしています。...

大人のホームステイ 後半

Kanenari Sakamoto

前編では、僕たちが考える「大人のホームステイ」について書きました。 後編では、実際にタラナキでどんな時間を過ごしてもらいたいのか、少し具体的に紹介したいと思います。 BeStoke Surf House ここでの過ごし方に、決まったスケジュールはありません。 朝起きて波をチェックして、波が良ければサーフィンへ。 海がダメならゴルフへ行ったり、近くの町でコーヒーを飲んだり、家でゆっくり過ごしたり。 天気が良ければ、山にハイキング日行ったり。もしくは、ただ外でビールを飲みながらゆっくりする。 そんな一日もいい。 観光では見えないもの 旅行で訪れるだけでは、なかなか見ることのできない「普通のニュージーランドの生活」 スーパーへ買い物に行ったり、家で一緒にご飯を食べたり、近所を散歩したり。 特別なことではないけれど、そういう何気ない時間こそ、その土地を知るきっかけになると思っています。 そして、何日かここで過ごしているうちに、最初は気になっていた「何もしない時間」が、だんだん心地よくなってくるかもしれません。 帰る頃には タラナキで過ごす時間が終わって、日本へ帰る。 また仕事が始まり、いつもの生活に戻る。 でも、以前とは少しだけ違う景色が見えるかもしれません。 「もう少しゆっくり生きてもいいのかもしれない」 「またニュージーランドに来たい」 そんな小さな変化が一つでも残れば、それだけでこの旅には意味があると思っています。 旅に出る理由は、何か特別なことをするためだけじゃない。 いつもの自分を、少しだけ変えてみるため。 そんな大人のホームステイを、タラナキで始めてみませんか。 BeStoke Taranaki Surf House|料金 料金はできるだけシンプルにしています。...

大人のホームステイ 前編

大人のホームステイ 前編

Kanenari Sakamoto

お盆休みも終わり、またいつもの日常に戻った人も多いのではないでしょうか。 仕事、家族、いつもの生活リズム。忙しい毎日の中で、たまにはそこから少し離れて、違う場所で違う時間を過ごしてみる。 僕たちがニュージーランド・タラナキで考えているのは、そんな「大人のホームステイ」です。 旅行ではなく、暮らしてみる ホテルに泊まり、観光地を巡る旅行も楽しい。 でも、旅行ではなかなか見ることのできない「普通のニュージーランドの生活」があります。 スーパーへ買い物に行ったり、一緒にご飯を食べたり、近所を散歩したり。 そんな何気ない日常の中に、その土地の本当の魅力があると思っています。 だから僕たちは、BeStoke Taranaki Surf Houseを、単なる宿泊場所ではなく、ニュージーランドの暮らしを体験できる場所にしたいと考えています。 ホテルのお客さんではなく、少しの間だけ家族の一員になる。 それが僕たちの考える「大人のホームステイ」です。 大人だからこそ楽しめる時間 学生の頃のホームステイとは違い、英語の勉強や留学が目的でなくてもいい。 仕事を辞める必要もありません。 ただ、少しだけ自分の時間を作って、いつもの生活から離れてみる。 一緒にご飯を食べたり、海へ行ったり、くだらない話をしたり。何も予定がない日は、何もしない。 そんな自由な時間の中で、今まで気づかなかった自分や、パートナーの一面に出会うこともあるかもしれません。 タラナキで暮らす タラナキには、海と山があります。 Mount Taranakiを眺めながら海へ向かう。そんな暮らしが、ここでは日常です。 サーフィンをする人はもちろん、しない人にも、この場所のゆっくりとした空気を感じてもらえると思います。 数日でも、数週間でも、いつもの生活から少し離れてみる。 人生を大きく変える必要はありません。 ただ、自分自身を見つめ直す時間を作る。 僕たちは、そんな時間をニュージーランド・タラナキで過ごしてもらえたらと思っています。

大人のホームステイ 前編

Kanenari Sakamoto

お盆休みも終わり、またいつもの日常に戻った人も多いのではないでしょうか。 仕事、家族、いつもの生活リズム。忙しい毎日の中で、たまにはそこから少し離れて、違う場所で違う時間を過ごしてみる。 僕たちがニュージーランド・タラナキで考えているのは、そんな「大人のホームステイ」です。 旅行ではなく、暮らしてみる ホテルに泊まり、観光地を巡る旅行も楽しい。 でも、旅行ではなかなか見ることのできない「普通のニュージーランドの生活」があります。 スーパーへ買い物に行ったり、一緒にご飯を食べたり、近所を散歩したり。 そんな何気ない日常の中に、その土地の本当の魅力があると思っています。 だから僕たちは、BeStoke Taranaki Surf Houseを、単なる宿泊場所ではなく、ニュージーランドの暮らしを体験できる場所にしたいと考えています。 ホテルのお客さんではなく、少しの間だけ家族の一員になる。 それが僕たちの考える「大人のホームステイ」です。 大人だからこそ楽しめる時間 学生の頃のホームステイとは違い、英語の勉強や留学が目的でなくてもいい。 仕事を辞める必要もありません。 ただ、少しだけ自分の時間を作って、いつもの生活から離れてみる。 一緒にご飯を食べたり、海へ行ったり、くだらない話をしたり。何も予定がない日は、何もしない。 そんな自由な時間の中で、今まで気づかなかった自分や、パートナーの一面に出会うこともあるかもしれません。 タラナキで暮らす タラナキには、海と山があります。 Mount Taranakiを眺めながら海へ向かう。そんな暮らしが、ここでは日常です。 サーフィンをする人はもちろん、しない人にも、この場所のゆっくりとした空気を感じてもらえると思います。 数日でも、数週間でも、いつもの生活から少し離れてみる。 人生を大きく変える必要はありません。 ただ、自分自身を見つめ直す時間を作る。 僕たちは、そんな時間をニュージーランド・タラナキで過ごしてもらえたらと思っています。

BeStoke Taranaki Surf House

BeStoke Taranaki Surf House

Kanenari Sakamoto

僕には、ずっと心の中で描いていた夢がありました。 それは、「サーフハウス」をつくること。 ただ泊まる場所ではなく、日本のSJS Custom Crew/BeStoke Crew (勝手にSjs サーフボードユーザーをクルー(家族)と言わせてもらってます) のみなさんが、ニュージーランドのライフスタイルやサーフカルチャーを体感できる ”みんなの家” のような場所です。 そして今、その夢が少しずつ現実になろうとしています。 現在、僕はニュージーランド・タラナキ地方の小さなビーチビレッジŌakura(オアクラ)に住んでいます。 ニュープリマスの街から車で15分ほどで人口約2000人弱の小さなビーチタウン。 でも、ビーチがあり、山あり、人がいて、自然がある。 ここには、毎日がホリデーのような穏やかな時間が流れています。 静かな場所ですが、そこに暮らす人たちには、しっかりとした芯があります。 サーフィンやビーチカルチャーを通して人と人がつながり、子どもから大人まで海を通じて人生を学ぶ文化があります。 地元の「Ōakura Boardriders」では、キッズから大人まで一緒になってサーフィンを楽しみそこから学び、小さなサーフショップには地域の人たちが自然と集まります。 そんな空気感こそが、この町の一番の魅力だと思っています。 僕は、このタラナキの素晴らしさ、そしてニュージーランドの素晴らしさを、日本のみなさんにも知ってもらいたい。 観光では味わえない、ニュージーランドの日常を体験してもらいたい。 そんな想いから BeStoke Taranaki Surf House をスタートすることにしました。 実は最近引っ越しをし、新しい家にはゲストルームがあります。...

BeStoke Taranaki Surf House

Kanenari Sakamoto

僕には、ずっと心の中で描いていた夢がありました。 それは、「サーフハウス」をつくること。 ただ泊まる場所ではなく、日本のSJS Custom Crew/BeStoke Crew (勝手にSjs サーフボードユーザーをクルー(家族)と言わせてもらってます) のみなさんが、ニュージーランドのライフスタイルやサーフカルチャーを体感できる ”みんなの家” のような場所です。 そして今、その夢が少しずつ現実になろうとしています。 現在、僕はニュージーランド・タラナキ地方の小さなビーチビレッジŌakura(オアクラ)に住んでいます。 ニュープリマスの街から車で15分ほどで人口約2000人弱の小さなビーチタウン。 でも、ビーチがあり、山あり、人がいて、自然がある。 ここには、毎日がホリデーのような穏やかな時間が流れています。 静かな場所ですが、そこに暮らす人たちには、しっかりとした芯があります。 サーフィンやビーチカルチャーを通して人と人がつながり、子どもから大人まで海を通じて人生を学ぶ文化があります。 地元の「Ōakura Boardriders」では、キッズから大人まで一緒になってサーフィンを楽しみそこから学び、小さなサーフショップには地域の人たちが自然と集まります。 そんな空気感こそが、この町の一番の魅力だと思っています。 僕は、このタラナキの素晴らしさ、そしてニュージーランドの素晴らしさを、日本のみなさんにも知ってもらいたい。 観光では味わえない、ニュージーランドの日常を体験してもらいたい。 そんな想いから BeStoke Taranaki Surf House をスタートすることにしました。 実は最近引っ越しをし、新しい家にはゲストルームがあります。...

グリーンスクール初訪問。僕が感じた教育の話

グリーンスクール初訪問。僕が感じた教育の話

Kanenari Sakamoto

先日、友人に誘われて、家の近く、ニュージーランド・タラナキにある「グリーンスクール」のイベントへ行ってきました。 世界に数校しかない学校のひとつで、日本でも名前を聞いたことがある人は多いかもしれません。 最初に言っておきますが、僕には子どもはいませんし、教育について語れるような知識もありません。 これは教育論ではなく、45歳の僕が、その場で感じたことを書いた一つの記録です。   僕は1980年生まれ。 義務教育を受けたのは80年代後半から90年代です。 小さな村の小学校、中学校。 今思えば、とても「昭和らしい」教育だったと思います。 右向け右。 みんな同じ。 個性より協調性。 先生の言うことを聞くことが正しく、部活動では根性論も当たり前。 先輩からは今では考えられないようなしごきも受けました。 もちろん、それが悪いことばかりだったとは思いません。 あの頃に鍛えられた精神力や、最後までやり抜く力は、今の自分の仕事にも確実につながっています。 だから、あの教育を否定するつもりはありません。 でも今振り返ると、子ども一人ひとりが持っていた「個性」という小さな芽は、知らないうちに先生方が大人の事情で扱いやすい様にトリミングされていたようにも感じます。 ニュージーランドへ来てから、ワーキングホリデーで来ている20代の日本人と話す機会がよくあります。 驚くのは、その感覚です。 いい意味で肩の力が抜けています。 でも決して弱いわけではありません。 自分の考えを持ち、自分の好きなことを知っていて、芯がしっかりしている。 そして何より、一人ひとりの個性がとても魅力的です。 「みんな違って、それが普通。」 そんな空気を自然にまとっている人が多い気がします。 特にサーファーの子たちはその感覚が確立してて板もサーフィンスタイルカッコいい。 今回訪れたグリーンスクールでも、それを強く感じました。 僕が見た限りでは、 先生が子どもを教えるというより、...

グリーンスクール初訪問。僕が感じた教育の話

Kanenari Sakamoto

先日、友人に誘われて、家の近く、ニュージーランド・タラナキにある「グリーンスクール」のイベントへ行ってきました。 世界に数校しかない学校のひとつで、日本でも名前を聞いたことがある人は多いかもしれません。 最初に言っておきますが、僕には子どもはいませんし、教育について語れるような知識もありません。 これは教育論ではなく、45歳の僕が、その場で感じたことを書いた一つの記録です。   僕は1980年生まれ。 義務教育を受けたのは80年代後半から90年代です。 小さな村の小学校、中学校。 今思えば、とても「昭和らしい」教育だったと思います。 右向け右。 みんな同じ。 個性より協調性。 先生の言うことを聞くことが正しく、部活動では根性論も当たり前。 先輩からは今では考えられないようなしごきも受けました。 もちろん、それが悪いことばかりだったとは思いません。 あの頃に鍛えられた精神力や、最後までやり抜く力は、今の自分の仕事にも確実につながっています。 だから、あの教育を否定するつもりはありません。 でも今振り返ると、子ども一人ひとりが持っていた「個性」という小さな芽は、知らないうちに先生方が大人の事情で扱いやすい様にトリミングされていたようにも感じます。 ニュージーランドへ来てから、ワーキングホリデーで来ている20代の日本人と話す機会がよくあります。 驚くのは、その感覚です。 いい意味で肩の力が抜けています。 でも決して弱いわけではありません。 自分の考えを持ち、自分の好きなことを知っていて、芯がしっかりしている。 そして何より、一人ひとりの個性がとても魅力的です。 「みんな違って、それが普通。」 そんな空気を自然にまとっている人が多い気がします。 特にサーファーの子たちはその感覚が確立してて板もサーフィンスタイルカッコいい。 今回訪れたグリーンスクールでも、それを強く感じました。 僕が見た限りでは、 先生が子どもを教えるというより、...

ケリー・スレーターが、小さなファクトリーを訪れた日

ケリー・スレーターが、小さなファクトリーを訪れた日

Kanenari Sakamoto

すべての始まりは、SNSの何気ない投稿だった。 スコティーの友人が、Sjsでオーダーしたボードの写真をインスタグラムにアップした。そして冗談半分で、こんな一言を添えてケリー・スレーターをタグ付けした。 「おいケリー、このボード最高だぞ。」 まさか本人が反応するなんて、誰も思っていなかった。 ところが後日、スコティーのもとにケリー本人からメッセージが届く。 「そのボード、かなり良さそうだね。」 そこから少しずつやり取りが始まった。 「オーストラリアに行くタイミングがあれば、ファクトリーに寄るよ。」 とはいえ、スコティー自身も半信半疑だったらしい。 世界一有名なサーファーのひとりだ。きっと社交辞令みたいなものだろう、と。 それでも、ときどきメッセージは届いた。 そして今年3月。 僕がBeStoke/SJS Custom Japanのオーストラリアトリップの最中だった。 サーフポイントへ向かう車の中で、スコティーが何気なく言った。 「あそこ、ケリーの家だよ。」 さらに、 「たぶん昨日、オーストラリアに来てるはず。」 そんな話を冗談みたいにしていた翌日、ファクトリーで現実になる。 作業中、スコティがスマホを見ながら顔を上げた。 「おい、大変だ。」 画面にはケリーからのメッセージ。 「今オーストラリアにいる。タイミングが合えば今週金曜日ファクトリーに行きたい。」 (真剣な表情でケリーに返信するスコティー)   本当に来るのか。 あのケリー・スレーターが。 正直、その場にいた誰もが少し信じられなかった。 ただ、そのときはお互いに家族や仕事の都合もあって実現できず、一度は流れそうになった。...

ケリー・スレーターが、小さなファクトリーを訪れた日

Kanenari Sakamoto

すべての始まりは、SNSの何気ない投稿だった。 スコティーの友人が、Sjsでオーダーしたボードの写真をインスタグラムにアップした。そして冗談半分で、こんな一言を添えてケリー・スレーターをタグ付けした。 「おいケリー、このボード最高だぞ。」 まさか本人が反応するなんて、誰も思っていなかった。 ところが後日、スコティーのもとにケリー本人からメッセージが届く。 「そのボード、かなり良さそうだね。」 そこから少しずつやり取りが始まった。 「オーストラリアに行くタイミングがあれば、ファクトリーに寄るよ。」 とはいえ、スコティー自身も半信半疑だったらしい。 世界一有名なサーファーのひとりだ。きっと社交辞令みたいなものだろう、と。 それでも、ときどきメッセージは届いた。 そして今年3月。 僕がBeStoke/SJS Custom Japanのオーストラリアトリップの最中だった。 サーフポイントへ向かう車の中で、スコティーが何気なく言った。 「あそこ、ケリーの家だよ。」 さらに、 「たぶん昨日、オーストラリアに来てるはず。」 そんな話を冗談みたいにしていた翌日、ファクトリーで現実になる。 作業中、スコティがスマホを見ながら顔を上げた。 「おい、大変だ。」 画面にはケリーからのメッセージ。 「今オーストラリアにいる。タイミングが合えば今週金曜日ファクトリーに行きたい。」 (真剣な表情でケリーに返信するスコティー)   本当に来るのか。 あのケリー・スレーターが。 正直、その場にいた誰もが少し信じられなかった。 ただ、そのときはお互いに家族や仕事の都合もあって実現できず、一度は流れそうになった。...