ニュージーランドタラナキ地方でサーフボード制作をしているシュンちゃんは、家族で日本へ一時帰国することになり、その経由地としてオーストラリア・ゴールドコーストに5日間ステイする予定ができました。
シュンちゃんは、そのことをSjs Customのスコティー・ジェームスに伝え、
「ぜひ遊びに行きたい」とメッセージを送りました。
するとスコティーは快く応じてくれました。
ゴールドコーストには、僕が過去にオーストラリアにワーキングホリデー中に青春を共に過ごした、
サーフィン系YouTuber「よういちチャンネル Spirit Kooks」のよういちがいました。
彼は過去にタラナキを訪れたこともあり、しゅんちゃんとも面識があったので、彼らは連絡を取り合いついに、
シュンちゃん、スコティー、よういちの3人がゴールドコーストで出会うことになったのです。
サーフィン好きの3人が集まれば、もちろん話は尽きません。
波のこと、ボードのこと、シェイピングのこと…サーフィン談義に花が咲いたと後日聞きました。
帰り際スコティーは、よういちに僕のボードに乗ってみなよと言い、6本のサーフボードを持たせたそうです。
(自分のサーフボードを試乗しなよって、その本数を初めて会う人間のに預ける、気前が気持ちいいです)
早速ホームポイントで試乗したよういちは、そのボードにすっかり魅了されました。
「癖のある見た目なのに、乗り味に全く癖がなく、調子がいい」
そう強く感じたと言い、Sjs Custom サーフボード にすっかり惚れ込んだそうです。
同時に、「この良さを日本のサーファーにも届けたい」という思いが芽生えたとも話していました。
その話を後日聞いた僕は、心を動かされました。
良いものを作る職人の手仕事―クラフトマンシップが宿った道具。もちろん使い心地も抜群。
テクノロジーが進化し、AI社会で失われつつある“手仕事”の価値。
そういうものが昔から好きだった僕にとって、この出来事は新しいチャレンジへのきっかけとなりました。
「Sjs Custom サーフボードを日本に届けたい」
このプロジェクトを立ち上げようという思いが、ここで芽生えたのです。