ナミマチブログ
ローカルと移民の話
僕はニュージーランドに住む日本人、いわゆる移民です。 在ニュージーランド日本人って言えば良いのかな。 移民問題とか、ローカル問題とか、 最近いろんなところで聞く言葉。 サーフィンの世界でも、ローカル問題ってたまに話題になりますよね。 今日は正解とか結論とかじゃなくて、 僕が感じていることを少しだけ書いてみようと思います。 僕は28歳まで福島県の小さな農村で育ちました。 かなりローカル感の強い場所でした。 先輩たち(特に男性は)頭が固いというか、昔からの考えというか 稀に近所に引っ越してくる人がいても、 どこか簡単には受け入れない空気があった。 仲間意識とか団結とか、 良く言えば地元愛なんだけど、 少し行き過ぎていた部分もあったのかもしれません。 「ここは俺たちの場所だから。」 みんなそんな感覚を持っていて、今思うと当時は僕もそうだったと思います。 引っ越してきた新しいご近所さんも、先ず青年会とか消防団に入ってから 仲間に入れてあげる、話してあげる、みたいな。(これは正直めんどくさい) 地元を守る誇りが、 少し違う方向に向いていたのかもしれません。 今、僕が住んでいるニュージーランドのタラナキ。 海に入っていると、クリスマスからお正月の夏のホリデーシーズン、 には各地から場所からサーファーが来ます。 その中でたまに 「お前どこから来たの?」と聞かれることがあります アジア人の僕に対しての、この質問には2種類のタイプ人間がいて、 一つはピュアな好奇心。 そして次は、マウンティングを取りたい場合があると思います。...
ローカルと移民の話
僕はニュージーランドに住む日本人、いわゆる移民です。 在ニュージーランド日本人って言えば良いのかな。 移民問題とか、ローカル問題とか、 最近いろんなところで聞く言葉。 サーフィンの世界でも、ローカル問題ってたまに話題になりますよね。 今日は正解とか結論とかじゃなくて、 僕が感じていることを少しだけ書いてみようと思います。 僕は28歳まで福島県の小さな農村で育ちました。 かなりローカル感の強い場所でした。 先輩たち(特に男性は)頭が固いというか、昔からの考えというか 稀に近所に引っ越してくる人がいても、 どこか簡単には受け入れない空気があった。 仲間意識とか団結とか、 良く言えば地元愛なんだけど、 少し行き過ぎていた部分もあったのかもしれません。 「ここは俺たちの場所だから。」 みんなそんな感覚を持っていて、今思うと当時は僕もそうだったと思います。 引っ越してきた新しいご近所さんも、先ず青年会とか消防団に入ってから 仲間に入れてあげる、話してあげる、みたいな。(これは正直めんどくさい) 地元を守る誇りが、 少し違う方向に向いていたのかもしれません。 今、僕が住んでいるニュージーランドのタラナキ。 海に入っていると、クリスマスからお正月の夏のホリデーシーズン、 には各地から場所からサーファーが来ます。 その中でたまに 「お前どこから来たの?」と聞かれることがあります アジア人の僕に対しての、この質問には2種類のタイプ人間がいて、 一つはピュアな好奇心。 そして次は、マウンティングを取りたい場合があると思います。...
モデル “Fresh Fish”正直レビュー
フィッシュボードが苦手だった僕が、今いちばん乗っている理由 最近、メインボードだったモデルGTから、Fresh Fishに乗り始めています。 正直に言うと、僕はフィッシュがあまり得意ではありませんでした。 なんとなくルースすぎて安定しないイメージがあって、しっくり来なかったタイプです。 でもここ一ヶ月、しっかり乗ってみて印象が変わりました。 ちなみに僕の体格は 身長175cm、体重65kg。 今回乗っているサイズは 5’10 × 21 × 2 5/8(約37L) 僕はオーバーボリューム気味のサーフボードが好きで、 スピードとフロー感を楽しむスタイルです。 まず感じたのは、圧倒的な安心感 とにかくパドルが速い。 そしてテイクオフが早い。 「もう1回漕げばいけるかな?」と迷う前に、 スッと滑り出す。 この“ワンテンポ早い”感覚は、 波を取れる本数が増えるのはもちろん、 バタバタしないでテイクオフできるので、 落ち着いてボトムに下りてから、次のアクションに移れる為ミスも少なくなり、 サーフィンの満足度は本当に変わります。 フィッシュ特有の“ぐにゅぐにゅ感”が少ない フィッシュにありがちな...
モデル “Fresh Fish”正直レビュー
フィッシュボードが苦手だった僕が、今いちばん乗っている理由 最近、メインボードだったモデルGTから、Fresh Fishに乗り始めています。 正直に言うと、僕はフィッシュがあまり得意ではありませんでした。 なんとなくルースすぎて安定しないイメージがあって、しっくり来なかったタイプです。 でもここ一ヶ月、しっかり乗ってみて印象が変わりました。 ちなみに僕の体格は 身長175cm、体重65kg。 今回乗っているサイズは 5’10 × 21 × 2 5/8(約37L) 僕はオーバーボリューム気味のサーフボードが好きで、 スピードとフロー感を楽しむスタイルです。 まず感じたのは、圧倒的な安心感 とにかくパドルが速い。 そしてテイクオフが早い。 「もう1回漕げばいけるかな?」と迷う前に、 スッと滑り出す。 この“ワンテンポ早い”感覚は、 波を取れる本数が増えるのはもちろん、 バタバタしないでテイクオフできるので、 落ち着いてボトムに下りてから、次のアクションに移れる為ミスも少なくなり、 サーフィンの満足度は本当に変わります。 フィッシュ特有の“ぐにゅぐにゅ感”が少ない フィッシュにありがちな...
ワイタンギ・デイ サーファー移民、日本人の民族感覚
2月6日、ニュージーランドはワイタンギ・デイという祝日 そもそも、ワイタンギ条約って何? ワイタンギ条約は、 1840年にマオリの首長たちとイギリス王室の間で結ばれた約束。 ざっくり言うと、 • イギリスはこの土地を統治する • その代わり、マオリの土地・資源・文化は守る という約束だった。 ただし問題は、 英語版とマオリ語版で意味がズレていたこと。 イギリス側は「主権をもらった」と思い、 マオリ側は「統治を一部任せただけ」と理解していた。 ここが、今も続く歴史や様々な問題点のすべての出発点になっている。 最初の頃、正直僕は 「休みだ最高!!」くらいの感覚だった。 でも今は、この日が来るたびに、 日本の田舎の村で育った自分の原点を思い出す。 僕は福島県の小さな農村で育った。 家の裏は山で、周りは田んぼと川があって、 季節ごとに風の匂いも、水の音も変わる場所だった。 風が吹けば山の木々は鳴り。 大雨が降れば川も暴れる狂う。 誰の所有かはっきりしてなくても、 「ちゃんと扱わなきゃいけない場所」だった。 今思うと、あれはもう文化というより感覚だったと思う。...
ワイタンギ・デイ サーファー移民、日本人の民族感覚
2月6日、ニュージーランドはワイタンギ・デイという祝日 そもそも、ワイタンギ条約って何? ワイタンギ条約は、 1840年にマオリの首長たちとイギリス王室の間で結ばれた約束。 ざっくり言うと、 • イギリスはこの土地を統治する • その代わり、マオリの土地・資源・文化は守る という約束だった。 ただし問題は、 英語版とマオリ語版で意味がズレていたこと。 イギリス側は「主権をもらった」と思い、 マオリ側は「統治を一部任せただけ」と理解していた。 ここが、今も続く歴史や様々な問題点のすべての出発点になっている。 最初の頃、正直僕は 「休みだ最高!!」くらいの感覚だった。 でも今は、この日が来るたびに、 日本の田舎の村で育った自分の原点を思い出す。 僕は福島県の小さな農村で育った。 家の裏は山で、周りは田んぼと川があって、 季節ごとに風の匂いも、水の音も変わる場所だった。 風が吹けば山の木々は鳴り。 大雨が降れば川も暴れる狂う。 誰の所有かはっきりしてなくても、 「ちゃんと扱わなきゃいけない場所」だった。 今思うと、あれはもう文化というより感覚だったと思う。...
WSLがRaglanに?
2026年のWSLワールドチャンピオンシップツアーからJ-Bayが外れ、 その代わりにニュージーランド・ラグラン(Manu Bay)が加わるかもしれないという噂が広がっている。 (ラグランはニュージーランドが世界に誇るレフトハンドサーフポイントであり波もコンスタントである) ここ数ヶ月、WSL関係者がラグランを訪れ、町や会場の視察を行ってきた。 そして最近になって、CTレベルのプロサーファーたちが一斉に宿を押さえ始めたことで、 この話は一気に現実味を帯びてきた。 もし実現すれば、2026年5月、世界最高峰のサーファーたちがManu Bayに集結することになる。 当然、地元では賛否がある。 波をシェアしたくないローカルの反発もあるし、 「No WSL Surf Comp」という声が上がっているのも事実だ。 でも一方で、冬のラグランは閑散期。 観光業で成り立っている小さな街にこの時期、人がやって来るくことを、 宿泊業やローカルビジネスを中心に歓迎している人たちも多い。 ものづくりを支えているBeStoke的によく思うことがある。 古いものを守ることは大事だけど、古いまま止まり続けることとは違う。 これまで積み重ねてきた歴史やカルチャーから学びながら、 同時に、新しい流れや外から来るものを受け入れて、そこからも学ぶ。 そのバランスがあってこそ、文化も、場所も、ものづくりも続いていく。 完璧な答えはない。 でも、この波が来るなら、どう向き合うか。 それを考えるタイミングに、ラグランは来ている気がする。
WSLがRaglanに?
2026年のWSLワールドチャンピオンシップツアーからJ-Bayが外れ、 その代わりにニュージーランド・ラグラン(Manu Bay)が加わるかもしれないという噂が広がっている。 (ラグランはニュージーランドが世界に誇るレフトハンドサーフポイントであり波もコンスタントである) ここ数ヶ月、WSL関係者がラグランを訪れ、町や会場の視察を行ってきた。 そして最近になって、CTレベルのプロサーファーたちが一斉に宿を押さえ始めたことで、 この話は一気に現実味を帯びてきた。 もし実現すれば、2026年5月、世界最高峰のサーファーたちがManu Bayに集結することになる。 当然、地元では賛否がある。 波をシェアしたくないローカルの反発もあるし、 「No WSL Surf Comp」という声が上がっているのも事実だ。 でも一方で、冬のラグランは閑散期。 観光業で成り立っている小さな街にこの時期、人がやって来るくことを、 宿泊業やローカルビジネスを中心に歓迎している人たちも多い。 ものづくりを支えているBeStoke的によく思うことがある。 古いものを守ることは大事だけど、古いまま止まり続けることとは違う。 これまで積み重ねてきた歴史やカルチャーから学びながら、 同時に、新しい流れや外から来るものを受け入れて、そこからも学ぶ。 そのバランスがあってこそ、文化も、場所も、ものづくりも続いていく。 完璧な答えはない。 でも、この波が来るなら、どう向き合うか。 それを考えるタイミングに、ラグランは来ている気がする。
物作りは誰のためにやるのか
ニュージーランドのクリスマスホリデーは長い。 僕が働いている鈑金塗装工場も、クリスマスから年始まで約3週間の休みに入る。 この時期はどこも大混雑。 年明け最初の仕事週。 金曜日に休みを取って、タラナキから車で4、5時間、東海岸にある街タウランガへ向かった。 小さなプチトリップだけど、あとになって振り返ると、かなり大きな学びのある時間だった。 訪ねたのは、友人のクリスの実家。 クリスと奥さんのミカちゃんとは、2年前に日本・千葉の片貝で出会った仲間で、今はニュージーランドと日本を行き来する二拠点生活をしている。 クリスの実家は、オーガニックのキウイフルーツファーム。 そこで出会ったクリスの父・マイクは82歳。 今でも庭仕事をし、驚くほど頭が冴えていて、話がとにかく面白い。 マイクは、農家を始めた時はイチゴ農家だった。 農家一年目には7,000株のイチゴを植えたものの、天候不順で全滅。資金も底をついた。 それでも諦めず、次に選んだのがキウイフルーツだった。 最初の果樹園は、一般的な農薬を使う農園。 そこはマイクの子供達6人兄弟の遊び場でもあった。 強い農薬を撒いたあと三日間は子供達に農場に立ち入り禁止を伝えるが、 子供達はそんな事は気にせず遊びに入る。 そして体調を崩し何度も寝込む姿を見て、マイクは悩み続けた末に決断する。 「オーガニックにしよう」 効率も、簡単さも、全部捨てての選択だったと思う。 周囲の農家との問題もあり、決して楽な道ではなかったそうだ。 それでも、マイクは誰のために作っているのかを見失わなかった。 結果として、彼の姿勢に心を動かされた周囲の農家たちも次第にオーガニックへと移行し、 今ではそのエリア一帯が、大きなオーガニック農園になっている。 話をしていて一番驚いたのは、彼の思考のスピードだった。 僕が「土地を買って何か始めたい」と話すと、 「ちょっと待ってろ」と言って本を持ってきて、 僕の住むタラナキの特性、気候、向いている作物まで、すぐに具体案を出してくれる。 年齢の問題じゃない。...
物作りは誰のためにやるのか
ニュージーランドのクリスマスホリデーは長い。 僕が働いている鈑金塗装工場も、クリスマスから年始まで約3週間の休みに入る。 この時期はどこも大混雑。 年明け最初の仕事週。 金曜日に休みを取って、タラナキから車で4、5時間、東海岸にある街タウランガへ向かった。 小さなプチトリップだけど、あとになって振り返ると、かなり大きな学びのある時間だった。 訪ねたのは、友人のクリスの実家。 クリスと奥さんのミカちゃんとは、2年前に日本・千葉の片貝で出会った仲間で、今はニュージーランドと日本を行き来する二拠点生活をしている。 クリスの実家は、オーガニックのキウイフルーツファーム。 そこで出会ったクリスの父・マイクは82歳。 今でも庭仕事をし、驚くほど頭が冴えていて、話がとにかく面白い。 マイクは、農家を始めた時はイチゴ農家だった。 農家一年目には7,000株のイチゴを植えたものの、天候不順で全滅。資金も底をついた。 それでも諦めず、次に選んだのがキウイフルーツだった。 最初の果樹園は、一般的な農薬を使う農園。 そこはマイクの子供達6人兄弟の遊び場でもあった。 強い農薬を撒いたあと三日間は子供達に農場に立ち入り禁止を伝えるが、 子供達はそんな事は気にせず遊びに入る。 そして体調を崩し何度も寝込む姿を見て、マイクは悩み続けた末に決断する。 「オーガニックにしよう」 効率も、簡単さも、全部捨てての選択だったと思う。 周囲の農家との問題もあり、決して楽な道ではなかったそうだ。 それでも、マイクは誰のために作っているのかを見失わなかった。 結果として、彼の姿勢に心を動かされた周囲の農家たちも次第にオーガニックへと移行し、 今ではそのエリア一帯が、大きなオーガニック農園になっている。 話をしていて一番驚いたのは、彼の思考のスピードだった。 僕が「土地を買って何か始めたい」と話すと、 「ちょっと待ってろ」と言って本を持ってきて、 僕の住むタラナキの特性、気候、向いている作物まで、すぐに具体案を出してくれる。 年齢の問題じゃない。...
素人から脱却するには、やっぱり「良いもの」が必要なのかもしれない
最近ゴルフを始めた。 きっかけはシンプルで、クラブセットをもらったから。 正直なところ、最初は「楽しめればそれでいい」と思っていた。 特別上手くなりたいわけでもなく、 道具にこだわるタイプでもない。 ただラウンドして、笑って、気持ちよく体を動かせれば十分だった。 そんな中、本気でゴルフをやっている友人と一緒にゴルフする機会があった。 彼は僕の道具を見てこう言った。 「これじゃ、本当にゴルフは上手くならないよ」 正直、少し刺さった。 試しに友人のクラブを振らせてもらった。 すると驚いた。 素人の僕でハッキリわかる程、振りやすい。 ドライバーのは抵抗がほとんどなく、 風を切るように、スッとヘッドが走る。 力を入れなくても、 スイートスポットに当たりやすく、 軽く打っただけなのに、ボールはしっかり飛んでいく。 その瞬間、気づいた。 「あ、これは道具の世界だ」と。 今まで僕は、 ゴルフは道具にこだわらなくてもいいものだと思っていた。 でもそれは、“楽しむだけ”の視点だったのかもしれない。 よく考えたら、サーフィンも同じだ。 例えば、スポンジボードは楽しい。 波もキャッチしやすいし、とにかく楽しく乗れる。 でも、スポンジボードには限界がありアクティブな動きは出来無いが、PUやEPSでは簡単に出来る。 ゴルフも、サーフィンも、 突き詰めればどちらも完全に自己満足の世界だと思う。 でもだからこそ、...
素人から脱却するには、やっぱり「良いもの」が必要なのかもしれない
最近ゴルフを始めた。 きっかけはシンプルで、クラブセットをもらったから。 正直なところ、最初は「楽しめればそれでいい」と思っていた。 特別上手くなりたいわけでもなく、 道具にこだわるタイプでもない。 ただラウンドして、笑って、気持ちよく体を動かせれば十分だった。 そんな中、本気でゴルフをやっている友人と一緒にゴルフする機会があった。 彼は僕の道具を見てこう言った。 「これじゃ、本当にゴルフは上手くならないよ」 正直、少し刺さった。 試しに友人のクラブを振らせてもらった。 すると驚いた。 素人の僕でハッキリわかる程、振りやすい。 ドライバーのは抵抗がほとんどなく、 風を切るように、スッとヘッドが走る。 力を入れなくても、 スイートスポットに当たりやすく、 軽く打っただけなのに、ボールはしっかり飛んでいく。 その瞬間、気づいた。 「あ、これは道具の世界だ」と。 今まで僕は、 ゴルフは道具にこだわらなくてもいいものだと思っていた。 でもそれは、“楽しむだけ”の視点だったのかもしれない。 よく考えたら、サーフィンも同じだ。 例えば、スポンジボードは楽しい。 波もキャッチしやすいし、とにかく楽しく乗れる。 でも、スポンジボードには限界がありアクティブな動きは出来無いが、PUやEPSでは簡単に出来る。 ゴルフも、サーフィンも、 突き詰めればどちらも完全に自己満足の世界だと思う。 でもだからこそ、...