バーレーヘッズの路地裏サーフショップ“Bonbora”
ゴールドコースト、バーレーヘッズの路地裏。
時間があって、ふらっと立ち寄ったサーフショップ「ボンボラ」。
気さくなオーナーは、生まれも育ちもゴールドコーストのサーファー。
話の流れで、彼は自分の原点を教えてくれた。
90年代彼が子供の頃、誕生日に「Tシャツが欲しい」と言って、母親がサーフショップに買いに行った。
でも母親はそこに集まる、まだ髪が海水で濡れていて、足に砂がついている子供たちを見て
「だらしない場所だね」と感じたらしい。
それに対して彼はこう言ったという。
「違う、それがサーフィンカルチャーなんだ」
海好きが集まり、大人が子供に教え、教わった子供がまた次の世代に繋ぐ。
サーフショップは、ただの店じゃなくて、カルチャーが育つ場所だと。
でも2000年代彼がティーンの頃、時代は変わり大資本系の大型サーフショップが増えて、並ぶのはメッセージのないTシャツや量産のプロダクトばかり。
彼は『溜まり場』を失い、そこに違和感を感じて、彼は決めた。
“あの頃のサーフショップを、自分でつくる”
それが、このBonbora。
店のソファーに何気なく座ると、砂でザラついていた。
でも、その感触がすごくリアルで、すぐにわかった。
ここは彼の理想であり、夢をそのまま形にした場所なんだと。
そして、それをちゃんと続けてきた“成功している場所”なんだと。
決して綺麗すぎず、でも整っている場所。
そして居心地のいい場所。
サーフショップは、物を売る場所じゃない。
人とカルチャーが残る場所だ。
ふらっと入っただけなのに、
大事なことを思い出させてもらった。