ニュージーランドの海に浮かんでいると、たまに不思議な気持ちになる。
波を待ってるとき、みんな自然の前では平等だ。
お金持ちでも、地元の少年でも、バックパッカーでも、波が来るのをただ静かに待ってる。
押しのけることもできないし、ルールを無視したらすぐバレる。
自然と、謙虚さと、礼儀が育つ。サーフィンってそういうスポーツだと思う。
それって、今の社会に足りなくなってきた感覚かもしれない。
スマホの中の世界では、流行り廃りが目まぐるしく、早い者勝ち、目立った者勝ち。
でも海の上では、違う。
“今の一本を誰に譲るか”っていう判断で、その人の本質が見えたりする。
サーフボードって、単なる道具じゃなくて、自分の価値観を乗せているようなもの。
クラシックにこだわる人、最先端を攻める人、DIYで削る人、いろいろいる。
その“選び方”の中に、自分が何を大事にしているのかが表れる。
だから僕たちは、ただ“売れるボード”じゃなく、“その人の価値観に合った一本”を紹介したい。
サーフィンは、結局人間を映す鏡なのかもしれない。