僕たち夫婦に子供は居ないが、友人の子どもたちを見ていると、毎回のように何かを取り合って小競り合いを繰り返している。
おもちゃ、席、順番、誰かが今手に取った物など。
時々うるさいけど、見てるとなんか笑えてくる。
でもその姿を見ながら思う。
大人になっても、実はあれと同じことをやってるんじゃないかって。
波を取り合ったり、仕事のチャンスを取り合ったり、誰かが手に入れた物を羨んで欲しくなってみたり。
形は違うけど、「自分の方が」って気持ちはみんな心の中にあり、それをうまく隠しているだけ。
ただ、子どもたちはすごく素直だ。
ぶつかって、泣いて、笑って、また仲直りして。
その中で、譲ることとか、待つこととか、相手の気持ちを考えることを学んでいくのだろう。
大人になると、コズルイい知恵がついてそのシンプルな感覚を忘れがちだなと思う。
サーフィンもそう。
波の取り合いみたいな場面はあるけど、
本当の意味でいいセッションって、
誰かを押しのけた時じゃなくて、
お互いが同じ波を楽しんでる瞬間なんだよね。
BeStokeも、そんな気持ちを大切にしたいと思ってる。
サーフボードを売るブランドじゃなくて、
同じ想いを持つ人たちが自然と集まる場所。
波の上でも、日常の中でも、
「いい時間をシェアする」ことを大事にするクルーみたいな存在。
子どもたちの取り合いを見ていて、
そんな“人との関わり方”を、もう一度ちゃんと感じ直した気がした。
